SwaggerHub Exploreでトランザクション履歴が利用可能になりました

  2023年6月20日

SwaggerHub Exploreに、ツールの使い心地を一変させる新機能が追加されました。この無料ツールであるSwaggerHub Exploreは、現在のニーズを満たすだけでなく、今後もエキサイティングなロードマップ機能を継続的に提供していく予定です。 

履歴タブの導入 

履歴タブでは、以下の方法でログ内の接続を管理できるようになりました。 

  • ログから接続を削除 - 履歴を整理し、再度アクセスする必要があるAPI接続のみを残します。これにより、API消費プロセスを高速化できます。 
  • スペースへの接続の追加 - API呼び出しをグループ化し、APIを意味のある作業グループに整理できます。必要なときにすぐにどこでそれらを見つけるかを知ることができます。 
  • 履歴からトランザクションのデータとメタデータを表示 - 履歴にあるトランザクションから、どの入力がどの出力を生成したかを理解できます。 
  • 履歴内のトランザクションを再実行 - 履歴内のトランザクションを同じ入力で簡単に再実行して、APIの動作の潜在的な変更をよりよく理解できます。また、簡単に変更、リクエスト、再送信することもできます。 
  • トランザクションの一括削除 - 削除と一括削除はグループ化できます。 

API探索においてトランザクション履歴を参照することが重要な理由 

トランザクション履歴は、APIプロバイダーとコンシューマーの両方にとって重要です。プロバイダーにとって、トランザクション履歴はAPIの消費と理解を加速し、開発サイクルを短縮することができます。コンシューマーにとって、API探索時のコンテキスト切り替えを減らします。履歴のトランザクションを理解することで、同じAPIで現在行われている作業に役立てることができます。 

API探索においてトランザクション履歴が重要な理由

  1. データフローの理解 - トランザクション履歴は、APIシステム内でデータがどのように移動し、変化するかについての洞察を提供します。トランザクション履歴をレビューすることで、開発者はさまざまなAPIエンドポイントとリソースがどのように相互作用するかをよりよく理解できます。この知識は、APIを効果的に使用し、アプリケーションに統合するために不可欠です。
  2. デバッグとトラブルシューティング - トランザクション履歴により、開発者はAPIインタラクション中に発生する可能性のある問題やエラーを特定し、診断できます。トランザクションログをレビューすることで、開発者はエラーや予期しない動作の原因となっている可能性のある問題のあるリクエスト、レスポンス、またはパターンを特定できます。この情報は、API統合におけるデバッグとトラブルシューティングに役立ちます。
  3. テストと検証 - トランザクション履歴は、API呼び出しを通じて交換されるデータの正確性と一貫性を検証するために使用できます。予想される結果と記録されたトランザクションを比較することで、開発者はAPIが意図したとおりに機能し、返されるデータが正しいことを確認できます。これは、API開発のテストフェーズで特に重要です。
  4. 監査とコンプライアンス - トランザクション履歴は、監査とコンプライアンスのプロセスにおいて重要な役割を果たします。これにより、組織はAPIアクティビティを追跡および監視し、すべてのトランザクションが記録され、監査可能であることを保証できます。これは、金融や医療など、厳格な規制要件があり、明確なトランザクション履歴の維持が不可欠な業界にとって特に重要です。
  5. パフォーマンス分析 - トランザクション履歴を分析することで、開発者は応答時間、エラー率、使用パターンなどのAPIパフォーマンスに関する洞察を得ることができます。この情報は、最適化またはスケーリングの領域を特定するのに役立ち、APIが予想される負荷を処理し、許容可能な時間枠内で応答を提供できることを保証します。 

全体として、トランザクション履歴はAPIインタラクションの貴重な記録を提供し、開発者がAPI統合を効果的に理解、デバッグ、テスト、監視できるようにします。これにより、APIに依存する堅牢で信頼性の高いアプリケーションの開発、保守、最適化がサポートされます。 

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